更新日2019年12月1日
ハンドメイドは手軽にできるお洒落です。
素敵なピアスやネックレスを見つけた時、それが売り物であれば購入することができます。しかし、それが雑誌の中やテレビの中だった時、残念ながら買うことはできません。労を惜しまずに、同じアクセサリーを探すこともできますが、だったらいっそ作ってしまう!そんな素敵な方法もあります。
実は、思っているほど手作りアクセサリーは難しくありません。初めての人でも30分も講習を受ければ、簡単なピアスやネックレスが作れてしまいます。
まずは、必要な工具を確認していきましょう。
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手作りアクセサリーで必要な厳選基礎工具
・丸ヤットコ
・ニッパー
・目打ち(やすり)
・ビーズトレイ・マット
最低限、必要なものはこの5点になりますが、持っていると便利な工具も紹介します。ビーズトレイは、パーツショップでも売っていますが、大きなフエルトの布でも代用することができます。
これらの工具は、100円ショップで購入することができますし、役割を果たしてくれるものもあります。1つずつ確認していきましょう。
平ヤットコの使い方・機能
平ヤットコは、名前の通り先が平たくなったヤットコです。つぶし玉をつぶしたり、丸ヤットコと一緒に使って丸カン・Cカンの開閉をしたりします。その他にもワイヤーを使って好きな形を作るワイヤーワークでも大活躍をしてくれる工具の親方的存在。
平ヤットコは100円ショップで購入することができます。表面がしっかりと平らであることを確認してください。表面に凸凹がみられると、グリップを握っても力がうまく伝わらずに、うまく丸カンを開閉したりできない場合があります。
アクセサリーパーツショップでも500円前後で購入することができます。
長い目で工具を使っていくことを考えたら、高いものを購入した方のがストレスが少なく作品を作ることができます。
お試しで使うのであれば、100円ショップの工具でも十分機能します。
写真: 平ヤットコ
丸ヤットコの使い方・機能
先が丸くなっているヤットコです。9ピンやTピンの先を丸めたり、めがね留めを作る時に使用します。丸ヤットコの先を上手に使って、ピンの先を丸めたり処理をすることが多いのですが、ハンドメイド初心者はここで少しつまずくことがあるかもしれません。
めがね留めを作る時にも、丸ヤットコを巧みに使っていきます。が、最初から上手にできる人は少ないです。練習あるのみで、10回も黙々と丸める作業をしていると自然と手が覚えていきます。丸ヤットコも工具の中ではメイン柱になります。
平ヤットコと同じように、100円ショップで購入することができます。アクセサリーショップで販売されている平ヤットコと比べると大きな差は感じられませんが、もし100円ショップで購入するときに確認できるのであれば、しっかりとかみ合わせができているものを選んでください。
アクセサリーパーツショップでも500円前後で購入することができます。
お試しで使うのであれば、100円ショップの工具でも十分機能します。
写真:丸ヤットコ
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ニッパーの使い方・機能
チェーン、ワイヤー、ピンなどをカットするのに適しています。太いチェーンやワイヤーをカットする際には気を付けないと、刃先がこぼれる(欠ける)ことがあります。工具で一番お金をかけ見極めてもらいたいです。
ニッパーも100円ショップで購入することができます。しかし、ニッパーに関してはできれば刃先が頑丈で、カット力のあるものを選ぶことをおすすめします。ピアスやネックレスを作る時には、Tピンや9ピンをカットすることが多いですが、チェーンをカットすることもあるため、100円ショップのニッパーでは力不足な場合もあります。
アクセサリーパーツは華奢なものばかりではないので、しっかりとしたニッパーを選んでください。パーツショップで購入した500円のニッパーでも、使い方によっては0.5mmのピンやチェーンをカットしたら、刃先が欠けてしまった経験があります。
写真:ニッパー
目打ちの扱い方
細かい作業をするときに使います。チェーンの目(コマ)を開くときやパーツに詰まったゴミの除去、編み終わりの結び目を作るのに適しています。
目打ちは100円ショップで購入することができますが、アクセサリーパーツショップで購入しても100円から300円で購入することができます。
写真:目打ち
コットンパールは、穴が詰まっていることが割と多いので、目打ちでぐりぐりと穴を広げます。併せて写真のようなやすりがあると、パーツの面取りができたり目打ちで貫通できなかったコットンパールの穴を撃破することが可能です。
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バリ取りに一手間
樹脂パールやアクセサリ素材は、穴やパーツの部分にバリが残っていることがあります。バリとは、材料を加工する際に発生する突起です。このバリをやすりで落とすことで見栄えが違ってきます。樹脂のダイヤモンドやすりは3本セットで100円ショップで購入できるので、持っていると活躍することが多いかと思います。
連になって売られている樹脂パールは、外すときにどうしてもバリがでてしまうことがあります。
これは、手間でもしっかりと取ってから処理することをおススメします。
バリの部分をニッパーで切り落とすだけでもきれいになりますが、取り切れない時は静かにゆっくりやすりでこすって落としてください。
あまりこすりすぎると、塗装がはげてしまうので注意してください。
目打ちの先をパールの穴に入れるだけでも、バリがきれいになることもあります。
ビーズトレイ
基本的には、ビーズトレイの上で製作作業を行います。トレイを使うことで、アクセサリーパーツの紛失を防ぐことができます。
私は、トレイの上にフェルトを1枚敷いています。小さな丸カンやデリカビーズなどもふわふわした面の上に置くことで、持ちやすくなります。
トレイにも表面に加工がしてありますが、更にフエルトを敷くと作業がしやすくなります。しかし個人差がありますので、固いトレイの上での作業を好まれる方は、このまま使うことをおすすめします。100円ショップでフェルトが購入できますので代用してみてもよいですし、アクセサリーパーツショップでも安価で購入することができます。
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指カン(あると便利な工具)
丸カンやCカンの開閉に使用します。平ヤットコと丸ヤットコがあれば、丸カンの開閉はできるのですが、工具を持ち帰る手間などを考えると、常に親指にはめておくことで、作業の時間短縮になります。100円ショップで購入することができますし、アクセサリーパーツショップでも100円から300円くらいで購入することができます。
写真:指カン
工具入れ(あると便利な工具)
これらの工具は、1つの袋に収納しておくと作業の時に準備が楽です。
また持ち運びもコンパクトになるので、1つ用意しておくと良いでしょう。
私は貴和製作所の工具入れを使っています。
オリジナルの手作りの工具入れなんかもお洒落ですね。
おすすめの五十嵐プライヤーの工具
横浜ビーズアートショーで出会った五十嵐プライヤーのヤットコやピンセット。
私はニッパーとピンセットを使わせて頂いてますが、持ち手が革で手に馴染むんですよね。
イベントだと持ち手の革が選べたのですが、私はエルメスカラー?のオレンジを選択。
楽天でも購入できます。
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数分でできる簡単なアクセサリーを作ってみましょう
工具を揃えたら、早速アクセサリーを作ってみましょう。
今回は、すでにめがね留めされている天然石を使ってピアスを作ってみます。丸カンの開閉ができれば作れる簡単なピアスです。
用意するパーツ
天然石(丸カンのついているものならなんでもOK)
丸カン2個
ピアスフック
必要な工具は平ヤットコ2本もしくは平ヤットコ1本と丸ヤットコ1本
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手作りピアスの手順
① 丸カンを平ヤットコ2本(もしくは平ヤットコと丸ヤットコ)で切れ目を必ず上下(前後)に開いてください。
切れ目を左右に広げてしまうと、口がしっかりと閉まりにくくなってしまうからです。
② 開いた丸カンにピアスフックと天然石をセット
③ 丸カンを閉じます
④ 完成 作業時間はわずか5分以内です
丸カンの開閉ができるだけで、すぐにピアスができあがります。
丸カンの開閉と9ピン、Tピンの先を丸めることができれば、更にもう1ランク上のアクセサリーを作ることが可能になります。
併せて、こちらの記事も参考にしてみてください。
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