レジンを使ってハンドメイドアクセサリーや雑貨を作る方が増えました。
お手軽に作品が作れるレジンですが、レジンの取扱いには注意が必要なのをご存知でしょうか。
・レジン液を購入する時の注意点
・レジン液で作品を作っている時の注意点
・レジン液が皮膚についたときの対処法
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注意点を守って安全にUV/LEDレジンを楽しもう
UVレジン・LEDレジンは、紫外線を樹脂に当てて固めて製作するお手軽なハンドメイドです。
しかし、レジン液の中には臭いがきついものがあったり、長い時間その空間にいることで気分が悪くなってしまう人もいます。
私は、あまり深いことは考えずにUV/LEDレジンでハンドメイドを楽しんできたのですが、レジンを扱うことで気をつければいけないことや、知っておかなければいけないことがあるのではと思い、調べてみました。
楽しくハンドメイドをする第一条件は、安全であることです。そこで、疑問に思っていたことも含めUVレジンについて調べてみました。
直接、レジン液を販売している会社に問い合わせたり、キットを販売している会社に問い合わせをしてますので、是非参考にして頂ければと思います。
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UV/LEDレジン液の購入で注意しなければいけないのは?
レジン液の中には、工業用と手芸クラフト用があります。ハンドメイド用として販売されているものは、全て手芸クラフト用だと認識していました。しかし、実際には工業用レジン液がハンドメイド用として販売されていることもあるようです。
レジン液を購入するときに、そこまで気にして購入しませんよね。そして、残念ながらレジン液を入れている容器には、
「このレジン液は手芸クラフト用です」とか「工業用です」などといった但し書きはないのです!
では、どうしたらよいのか!
「信頼できる会社のUV/LEDレジン液を購入すること」
としか申し上げられない事実。
実際に、レジン液で信頼できるPADICOさんは、自社ホームページにて「販売しているレジン液は手芸クラフト用」であることをしっかりと記載しています。
PADICO 公式ホームページより
また、初心者の方が一番手に取りやすい100円ショップのレジン液ですが、製造会社に問い合わせをしてみましたところ、手芸クラフト用という回答を頂きました。
私が問い合わせたのは、ダイソーで販売しているレジン液になります。
100円ショップによっても流通経路が違ってきますので、気になる時は直接問い合わせをしてみてください。
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UV/LEDレジン製作中の換気は必ずこまめに行うこと
レジン液が硬化する際に、わずかではありますがガスが発生します。扱うレジン液の量にもよりますが、換気をしっかり行ってください。作業に集中したり、夏は冷気を外に出したくない、冬は冷気を部屋に入れたくないなど、ついつい換気を怠ってしまいがちです。
正直、私自身もうっかり忘れてしまいます。
確認したところ、発生するガスは人体に障害が起きるようなレベルではないのですが、疲れていたり、睡眠不足であったり、妊娠中であったりと、その時の体調によっては、気分が悪くなる場合もあるかもしれません。
妊婦さんも安全に楽しめるUVレジン液があるようですが、産婦人科の先生に確認することをおススメします。
ついつい空気の入れ替えを忘れてしまうなんて方は、換気扇をつけて空気の循環をしたり、作業が一段落した時には休憩を入れて外の空気を吸うようにしてください。
レジンをUVライトやLEDライトで硬化する時に発生するガスは、レジン液の製造会社によって臭いなどもまちまちです。気になるけど、レジンでアクセサリーを作りたいという方はエポキシレジンを使ってみてはいかがでしょうか。
エポキシレジンは時間をかけて硬化させる2液性のレジンです。詳しい内容は、こちらにまとめています。
とにかく大切 火気厳禁!
絶対に守って欲しいのが「火」のないところで作業すること。
太陽光には紫外線がふくまれるので、レジン液は固まります。ついつい強い日差しの中ならすぐに硬化すると思って、太陽光を利用される方がいるかもしれません。
太陽光を利用するときには、日差しの強い時や温度が高い時は要注意!
そして、近くに火を使うものを置かないように注意してください。
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レジンアレルギーから身を守るには手袋着用
レジンアレルギーになってしまう一番の原因は、レジン液を素手で触ってしまったり皮膚についてしまったりすることで、発症してしまうようです。
そして、一度発症してしまうとその治療は困難で長いつきあいになってしまうこともあります。
歯の詰め物もレジン製のものがあり、以前から歯の治療によりレジンアレルギーを発症する人もいましたが、最近では手芸によるレジンアレルギーが増えてきているようです。
ついつい無防備になってしまうのですが、レジン液を直接手で触れてしまうと、レジン液が肌に浸透してしまうことでアレルギーを発症することがあります。
しっかりと手袋を着用すると同時に、他の皮膚へレジン液が付着しないように気を付けてください。
UVレジンの教本では、素手で取り扱っている写真があります。しかし本の注意書きでも「肌に直接触れないように手袋を着用して作業することをお勧めします」と、書いてあります。もう少し大きく書いてほしいですね。
手袋の質は、市販のもので問題ないようです。しかし、手袋に穴が開いていないか確認をしてから使用するようにしてください。100円ショップで購入できるものでも、問題はないようです。しかし、UV/LEDレジン液がついたものを使い続けると、レジン液が別のものに付着しやすくなります。汚れがひどい時は新しいものと取り替えてください。
●桃つゆみおススメの手袋●
歯医者の先生が使用する手袋を購入しました。手袋は VOLK100 商品番号45-2464になります。
100枚入りで、購入金額は約700円(2018年12月購入時)今は値上がりしてます。
長いことお世話になっている先生にUV/LEDレジンの作業の話をしたところ、こちらの手袋を紹介してもらいました。そして注文してもらいました。医療品専門のネットショップでも購入が可能です。薬局などものぞいてみてください。
レジン製作をする時は、遊びのないぴたっとした手袋がおすすめです。
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もしもレジン液に触れてしまった時は?
紫外線が当たらないようにして、ティッシュなどで液体をふき取ったら、洗剤を使って良く洗うようにしてください。洗剤がないときは、しっかりと流水で洗い流してください。
実は石鹸ではレジン液がしっかりと落ちないんです。
洗った後にべたつきが残ってるて感じたことありませんか。
私は、こちらの洗浄剤でレジン液を落としています。
洗浄方法などをまとめた記事があります。
もしも皮膚に異変を感じた時は?
レジン液に触れてしまった箇所に水ぶくれができたり、赤く腫れてしまったり、かゆみがでてきた、皮膚がむけてきたなど、ちょっとでも異変を感じたら、すぐに適切な医療機関にかかることが大切です。レジンアレルギーの疑いもありますので、症状がおさまってきても自己判断しないようにしてください。
受診が遅れて治療が遅くなると、症状がひどくなることがあります。
受診する病院の先生に、レジン液を使った事や、そのレジン液を持っていくと処置や話が早いかもしれません。
受診するのは、アレルギー科、もしくは皮膚科になります。
大切なのは、アレルギー科、皮膚科の専門医師がいるところに行ってください。一人の先生が、内科と皮膚科を診ている病院もありますが、看板一本で診察している先生は、多くの症例を診ていますし知識も豊富です。
レジンアレルギーになると、かゆみ、痛み、腫れなどに悩まされるだけでなく、大好きなハンドメイドレジンから遠ざかってしまうことになります😢
後悔しないために、信頼できる病院や先生に診てもらうことが回復への近道です。
硬化したレジンはアレルギーの原因になる?
硬化したレジンは樹脂アクセサリーと同じ素材になり、基本的には肌に触れてもレジンアレルギーを発症しないとあります。しかし、ソフトタイプ(組タイプ)のレジンに関しては、肌が弱かったりアレルギー体質の人は注意した方が良いです。
やはり少しでも異変を感じたら、皮膚科の先生に相談してください。
硬化したレジン(樹脂)研磨作業にはマスクが必要か?
硬化したUV/LEDレジンをやすりなどで削る時には、粉塵が出ます。吸い込まないように、できるだけマスクを着用することをおススメします。
ネイリストの方も、マスクを着用していますよね。ジェルを固めて研磨する際に、粉塵が発生するのを吸い込まないようにするためです。
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UV/LEDレジン液の硬化に電子レンジは使えるか?
これだけは絶対にやめてください!揮発した溶剤が電子レンジの中に残ってしまうだけでなく、爆発する可能性もあります。
UV/LEDレジンの注意まとめ
私は、何も考えずに素手で作業をしている時期がありました。
素手で作業する方のが細かい作業もしやすかったからです。しかし、今回UV/LEDレジンの注意点を確認する機会をもつことで、レジン液に触れることでレジンアレルギーになる可能性があるのなら、できるだけ触れないように注意しなくてはと思いました。
UVレジンのレシピ本には、UVレジンに関する注意事項というものがなかったり、あっても小さな文字で分かりにくいものでした。
安全にハンドメイドを続けるために、注意してUVレジンやLEDレジンを楽しんでくださいね。
この記事を書くにあたって、電話で丁寧に説明・対応して下さった各会社の担当者様に心より感謝申し上げます。
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