ハンドメイドアクセサリーを作る時に、パーツやネックレスチェーン、ピアスフックなど、貴金属を使用することが多いです。
コストや貴金属アレルギー対策の面から、ステンレス製を使用する方も多いのではないでしょうか。
ちょっと高級な天然石を使用してアクセサリーを作るなら、パーツも高級なものに合わせたい、そんな方もいるかと思います。
・アクセサリー金属の種類
・アクセサリー金属の見分け方
・金属の特徴やお手入れ方法
スポンサーリンク
ハンドメイドアクセサリーを作る時、使用するパーツの金属が何か気にかけてますか?
安価なパーツだと、ニッケルやメッキが使用されていることが多いです。
汗のかきやすい夏や運動中にニッケルなどのアクセサリーをつけていると、金属がイオン化して体内に溶け出す可能性があるので注意が必要です。
反対に金属アレルギーを起こしにくい素材は、チタン、ステンレス、プラチナ、金、銀、シルバー、サージカルステンレスなどです。
金属アレルギーに関する記事はまとめてますので、こちらもチェックしてくださいね。
アクセサリー金属の種類は刻印をチェック
ネックレスのチェーンだと、ヒキワやフック、板だるまに金属の種類が分かる刻印があります。
指輪やバングルは内側に、ピアスはピアスフックやピアスを留めるキャッチの部分や耳に通す棒上のポストに刻印されていることが多いです。
金製品の刻印や金の種類やお手入れ方法
金製品は24金、22金、18金、14金、10金と表記が変わってくるのは、金の含有量が違うからです。
数字が大きければ、金の含有量が多いということ。
金は希少性が高く、金属アレルギーの問題も少ないと言われています。
日本製のアクセサリーだと18金のものが多く、海外のものだと14金や10金のものが多いです。
金は柔らかい金属なので、アクセサリーに加工する時は他の金属を混ぜて硬度を出しています。数字が低くなるのは、金の含有率が低くなることですが反対に硬さ(強さ)があるということにもなります。
比較的手入れが簡単な金属で、メガネクロスなどの柔らかい布で皮脂やほこりなどを拭き取ります。
拭き取っても落ちない黒ずみは金専用のクロスを使用するとキレイになります。
高価なアクセサリーには専用のクロスを持っているといざというときに安心です。
刻印は24金のものであればK24となります。
【K24➡24金】
金の含有率が非常に高く99.99%以上のものをK24と呼びます
【K22➡22金】
金の含有率が91.7%のものがK22
【K18➡18金】
金の含有率75%
【K14➡14金】
金の含有率58.5%
【K10➡10金】
金の含有率42%
カラーゴールドの場合は、更に刻印が入ります。
イエローゴールドはYG
ピンクゴールドはPG
ホワイトゴールドはWG
画像は 18金のホワイトゴールドになります。
銀色をしているとシルバーやプラチナかな?と思われる方もいると思いますが、銀色のホワイトゴールドという金があるということも知っておくと良いです。
アマゾンで貴金属のお手入れグッズをチェックする場合は、「金属 お手入れ クロス」というワードを入れて検索をかけてみてくださいね。
銀製品の刻印や銀の種類やお手入れ方法
純銀は金やプラチナ同様希少性が高く、金属アレルギーの問題も少ないと言われています。
銀の純度は1000分率で表されます。
銀は定期的に手入れをしないと、空気中に含まれる硫化水素に反応して黒ずんでしまいます。もちろん汗の付着も黒ずみの原因になります。
しばらく放置していた銀製のピアスです。こちらをクロスで磨くと
こんな感じで違いが出ます。お分かりだと思いますが、右が軽く磨いたもの。
銀アクセサリー専用のクロスを使用することで、キレイな状態を保つことができます。
アクセサリーとして流通している銀は92.5%のものがおおく、925と表記します。
刻印は SV、Silver、925、SV925と表記されたり、元素記号のAgを使用することもあります。
Ag925、Ag999など
スポンサーリンク
プラチナ製品の刻印やプラチナの種類やお手入れ方法
プラチナは、金や銀と同様希少性が高く、化学的にも安定した特性を持つ貴金属なので金属アレルギーの問題も少ないと言われています。
アクセサリーとして身につけていても変色や変質する心配がないのでお手入れは柔らかい布で拭くだけでOK。刻印やデザインの間に入ってしまった汚れはぬるま湯に中性洗剤を少量入れて、軽く歯ブラシなどで磨くときれいに取れます。
プラチナも銀と同様に千分率で表記されます。プラチナの含有率90%なら900、純プラチナは100%なので1000となりますが。現在は999で表記されます。刻印にはPt(プラチナ)を頭につけて千分率の数字がきます。
Pt950、Pt900、Pt850などと表記されます。
画像にはPt900の後ろに0.70と入っていますが、こちらは重さも刻印されています。
金メッキには「GP」と「GF」
金のコーティングをしたものはGPやGFが刻印されます。金のコーティングが施されているので、金属アレルギーも出にくいといわれています。
ここで知っておきたいのがGFとGPの違い。
GFは通常のメッキ製品よりも金のコーティングが厚く施されていますが、GPは電気分解により金属の表面に薄く金の膜を張っています。
GFの方のGPと比較して価格は高くなりますが、耐久性も高くなります。
チタン製品の刻印やチタンの種類
チタンは軽いのでアクセサリーとして付けやすいだけでなく、金属アレルギーが出にくいので人気の金属素材です。レアメタルの一種で、軽いだけでなく、強度が高く、錆びにくいのが特徴です。ただ、価格が高いのと加工がしにくいのがデメリットでもあります。
お手入れの方法は柔らかい布で拭くだけでOK。刻印やデザインの間に入ってしまった汚れはぬるま湯に中性洗剤を少量入れて、軽く歯ブラシなどで磨くときれいに取れます。
チタン専用のクロスもあります。
チタンはアクセサリーに刻印されないこともありますが、TiやTitaniumと表記されます。
アクセサリーの刻印が小さすぎて見えない時は
アクセサリーの刻印があるのは分かるけど、文字が小さすぎて読めない!そんな時は、スマホのカメラ機能を使いましょう。
刻印に焦点をあてて、拡大機能を使うと文字が大きくなり判読できます。
ネックレスの板だるまに刻印がありますが、文字が小さすぎて見えませんよね。
これでも見えない時は、更に拡大。
スマホのカメラはこんなところでも有効利用できますよ!
アクセサリーの金属種類や見分け方のまとめ
ハンドメイドアクセサリーを作る時は、材料を購入する時に金属の種類や見分け方を知っておくと、金属アレルギー対策にもなりますし、高級な素材に合った金属パーツを選ぶことができます。
お手入れの仕方も知っておくことで、輝きをより長持ちすることができますね。
スポンサーリンク
コメント