レジンでアクセサリーを作る時、押花・ドライフラワー・プリザーブドフラワーなどの花を入れたいと時ありますよね。
着色したカスミソウは可愛いけど、なんだか上手く入れられないとか気泡が目立っちゃうとか。実は、ちょっとした方法で解消できたりしますよ。
・レジン枠を使って押花やドライフラワーを中に入れる方法
・モールドを使って押花やドライフラワーを中に入れる方法
・押花(ドライフラワー)をレジンでコーティングする方法
スポンサーリンク
レジンの中に入れられる押花(ドライフラワー)は?
レジンの中に入れる花は、水分を含んでいる生花はNGですが、ドライ状態の花であればレジンの中に封入したりコーティングできます。
レジンの中にも1液だけで固まるレジン液と、2液を混ぜて1日放置して硬化させるエポキシレジンがあります。大きくて立体のプリザーブドフラワーをレジンに封入したいという場合は、エポキシレジンをお奨めします。
今回紹介するのは、小さなアクセサリーを作る時に使用する押花をレジンの中に入れたりコーティングする方法です。1液でライトを照射して固めるレジン液を使用します。
私が使用するのは透明度が高く黄変しにくい「星の雫・ハード」。
透明度の高いレジン液は、押花やドライフラワーをきれいに表現してくれるのでおすすめです。
レジン枠を使ったレースフラワーのピアスの作り方
レジン枠(フレーム枠)を使用してレジンで花を封入する方法です。
レースフラワーを使用します。
横幅が大きいマスキングテープも準備すると作業はしやすくなりますよ。
最初に、レジン枠を固定する準備が必要になります。
マスキングテープとセロテープを使用します。マスキングテープのベタベタ面を上に向けて並べ、左右をセロハンテープで固定します。
今回はマスキング2枚重ねにしましたが、大きめのマスキングを使用すれば1枚でレジン枠をカバーできます。
台紙には厚紙やクリアファイルとカットしたものなどを使用します。飲み終わった牛乳の容器をカットして使うのも良いですよ。
準備した台紙にレジンを流し込む金具をがしっと置きます。
マスキングテープと金具の間にすき間があるとレジンがこぼれてしまうので、しっかりと置いてください。
アクリル板の上に、今回使用するレジン液「星の雫」を3㎝円で置きます。
こちらが星の雫
レジン液に直落とし1滴、写真のパールキスカを落として着色します。
レジン液を着色するときの注意点
混ぜる時は、気泡ができないように丁寧に。そして、
爪楊枝で外側から内側に寄せるように混ぜます。3㎝円が広がってレジン液が無駄にならないようにという配慮からです。
こんな感じで、まんべんなく。
更に、茶色を1滴アクリル板の端に落とします。爪楊枝で、色味を見ながらたしていきます。
LED-UVライトで固めると少し色が濃く出るこがあるので、着色の時は薄いかな?ぐらいでも良いかも。
気になる時は、小さくテスト硬化してみても良いかも。
金具に薄く、着色したレジン液をのせます。金具の1/3くらいを目安。
レジン液がしっかり乗っているかの確認は、この台紙を目線高さに合わせて確認するのが良いです。
しっかりと着色したレジン液が流し込めたか確認できたら、LED-UVライトで硬化。
スポンサーリンク
レジンの中にレースフラワーを入れていく作業
LED-UVライトに当ててレジンが固まったら、
着色していないレジン液を入れ、レースフラワーの押花をのせます。
この時、レジン液は金具の2/3くらい。
レースフラワーの押花を乗せてから、左右のレースフラワーのボリュームがちと違うことに気づきました💦
が、このまま作業続行。
レジンに乗せる前に、大きさや量を同じにする加工をすることをおすすめします。
同じ量にするには、多い方の花を丁寧にピンセットで間引きしてください。もしくは手芸用のはさみでカットしてください。レースフラワーはちょっと力を入れただけで、ポロポロっといってしまう場合があるので気を付けて作業してくださいね。
多い所から少ない方の花に追加すれば、花の無駄がないです!
押し花はレジンに浸していても時間が経つと浮いてきちゃうので、手早さも勝負。
LED-UVライトで2回目の硬化。
そして、更にレジン液を乗せていきます。コップの表面張力みたいにこんもり、でも金具からあふれさせないようにレジン液をのせるのがポイント!
LED-UVライトで硬化させるとレジン液は収縮するので、まぁまぁきれいな感じに落ち着きます!
LED-UVライトで3回目を硬化して終わり、、、じゃないです。
レジン枠の裏もレジンでコーティング
マスキングテープからレジン枠を外します。
外したらマスキングテープと接していた面にもレジンでコーティングしてください。ザラザラしていたのが、ツルツルになりますし、レジン枠から固めたレジンが外れにくくなります。
画像なくてすみません🙇
金具をつけてピアスに
今回は丸カン4つ、ピアス金具、装飾金具です。工具は、平ヤットコ(2本)のみ。
平ヤットコ2本なくても、平ヤットコと丸ヤットコが1本ずつあれば金具の開閉はできます。
できあがったのが、こちらです。
中に入れる押花は、レースフラワーの他にノースポールやヒメジオンにしてもお洒落ですよ。
こちらはヒメジオンで作ったピアスです。
スポンサーリンク
モールドを使って押花をレジンに入れる方法
レジン用のシリコンモールドを使って押花を封入する方法もあります。
基本的なレジンで押し花を封入する方法がこちら。
着色したドライのカスミソウ、ピンセット、レジン液、モールドを使います。
1. モールドに少量のレジン液を入れてLED-UVライトで硬化します。
2. レジンに入れたいカスミソウは、事前にレジン液につけておきます。レジン液につけておくことで、大きな気泡が発生しにくくなります。
3. 硬化したレジンの上にレジン液を流し入れ、レジンに浸していたカスミソウを入れます。
形を整え、目立つ気泡も爪楊枝やエンボスヒーターで取っておきます。
確認したらLED-UVライトで硬化。
4. 最後にモールドぎりぎり(表面張力モリモリ)にレジンを流します。
レジンを入れる量は作る方のお好みになりますので、モリモリよりも平たい感じがよければもう少し少なめにしても良いですね。
LED-UVライトで硬化したものがこちら。
この写真は、カスミソウ裏側。オーバル面を表にしたいときは、押花を入れる時に逆にすると良いですよ。
シンプルな、透明のレジン液に花を封入するとこんな感じになります。
レジンの背景を着色し封入物を追加しよう
もう少しアクセサリーにするには、色を付けたいですよね。そんな時は、レジン液を着色し入れる押花の他にホログラムやシェルなどを追加します。
この写真は、カスミソウの封入手順3になります。カスミソウは花の部分を下にします。
ホログラムと白のシェルパウダーを追加で入れてます。分かりやすいように、ちょっと多めに入れてますが、入れすぎるよりも少ないかな?の方のが可愛いこともあります。
全てを入れたらLED-UVライトで硬化
赤に着色したレジン液を流し込み、LED-UVライトで硬化します。
ライトでモールドの裏側からも照射をし、確実にレジンが硬化したのが確認できたらモールドから外します。
レジンが熱いうちに外すと、モールドの劣化が早まるのと火傷の原因にもなるので注意してくださいね。
着色したレジン液を使い、封入物を追加したものとシンプルなものを並べてみました。
中に入れるもの、着色する色によって雰囲気も変わります。
色をグラデーションして、ホログラム、カスミソウを使った猫レジン。
まだ磨きが少なくて手直しが必要ですが、こんな感じの作品が作れるようになります。バリなどの修正方法は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
サンプルで作ったネコちゃん。このモールドはすごく可愛くて、私のお気に入り!バナー貼っておきますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
モールドの細かいところはレジン液がいきわたりにくいので、爪楊枝などを使ってください。
星の雫であれば、こんなアタッチメントもあります。
押花(ドライフラワー)をコーティングする方法
あじさいをレジンでコーティングしてネックレスを作ることもできます。
詳しい作り方は、こちらで解説してますので興味がありましたら是非お立ち寄りください。
バラのつぼみをレジンでコーティングしたピアスです。これ軽くて着け心地も良いんですよ。
こちらの使い方も記事の中で紹介してます。
バラの蕾は、紅茶の中に入っていたものを利用。ローズティーが好きな人、おすすめですよww
レジンの中に押花を入れる方法まとめ
押花(ドライフラワー)やプリザーブドフラワーには、たくさんの種類の花があります。
レジンの性質上、どうしても気泡が入ってしまう場合がありますが、その気泡はできるだけ目立たせたくないですよね。押し花やドライフラワーに事前に準備をしたりすることで、きれいに仕上がります。
また背景の色や押花と一緒に入れるシェルパウダー、ホログラム、ブリオン、パールなども選んで楽しんでください。ちょっと足りないかな?くらいが可愛い場合もありますよ~(自分に言ってるかもww)
ハンドメイドでリフレッシュ、楽しんでくださいね。
スポンサーリンク
コメント