・丸カンの役割や使い方
・デザイン丸カンとは?
・丸カンを使った簡単な作品紹介
丸カンの種類や役割使い方をチェック
パーツとパーツをつなぐ金具として「丸カン」や「Cカン」があります。
ビーズや樹脂パールなどをつなげる大切な役割だけでなく、丸カン同士をつなげて好みのチェーンにすることもできます。
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ハンドメイド基礎金具 丸カンの使い方
丸カンは、アクセサリー作りの基本的なパーツです。
パーツをつなげる時などに使用します。様々な色や大きさ、デザインがあります。色は上の写真のようなゴールドやシルバーの他に、白銀、銅、金古美などがあります。
また丸カンの大きさも様々で、直径3㎜のものから10㎜を超えるものまであります。
小さいものは、強度がありませんが繊細なためピアスやネックレス類に使用されます。
大きくて強度のある丸カンは、キーホルダーやバッグチャームに使われたりします。
使う用途によって、サイズは変わってきます。
丸カンの開閉の仕方
丸カンは切れ目を必ず上下(前後)に開いてください。
切れ目を左右に広げてしまうと、口がしっかりと閉まりにくかったり、閉まらなくなってしまうからです。
開閉には、平ヤットコ、丸ヤットコ(指カン)を使用します。
作業効率を上げるために、指カンにも慣れておくと良いでしょう。
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指カンと平ヤットコで丸カンを開閉する方法
指カンを左の親指(利き腕ではない方の親指)にいれます。
指カンの溝に丸カンをはさみます。
指カンと平ヤットコで丸カンを開閉します。
指カンを親指にはめていることで、丸カンやCカンの開閉をするたびに、両手で工具を持ちかえる手間がなくなります。利き腕に平ヤットコを持つだけで、開閉ができるので作業効率があがります。
大きな丸カンを開閉するときは力が必要になりますので、開閉しずらい、難しいと思ったら、両手にヤットコを持って開閉するようにしてください。
平ヤットコの方のが力を加えやすいので、平ヤットコを2本持っていれば丸ヤットコを平ヤットコに持ち帰ると、大きなアクセサリーパーツの開閉は楽になります。
開くことができても、しっかり切れ目の間(すき間)を閉じられないと、丸カンが外れてしまうので、注意してください。
丸カンとCカンの違い
Cカンは楕円形で細長いのが特徴ですが、丸カン・Cカン共にパーツをつなげるという用途は変わりません。
丸カンは形の性質上、切れ目の部分がくるくると回ってしまうため少し切れ目の幅が開いてしまうと、つなげているパーツが外れてしまうことがあります。
しかし、Cカンは切れ目が必ず横にくるためパーツが外れにくくなります。
では、Cカンの方のが使い勝手よいのでは?と思われるかもしれませんが、アクセサリーのデザインなどから丸カンを使った方のがしっくりくるものもあります。
アクセサリーのデザインや全体のバランスを見ながら、丸カンにするかCカンにするのか決めるようにしてください。
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丸カンの切れ目を少しつぶしてみよう
丸カンを上下に開閉して使うのが一般的ですが、長く使っていると丸カンの切れ目からパーツが落ちてしまったという話を耳にします。そうならないように、更に丸カンにもうひと手間加えると、もちが全然違います。
写真では、分かりやすいようにCカンのように極端に潰していますが、ほんの少し力を加えるだけで大丈夫です。切れ目のすき間もさらにしっかりとしまりますし、正円ではなくなるので切れ目が横になってパーツが外れることが大幅に減ります。
丸カンの切れ目が開かないようにロウ付けする方法って?
丸カンの切れ目にロウ付けして留める方法もあります。この方法だと、すき間からチャームなどが落ちたりする心配がありません。
私も経験がありますが、バッグチャームについていたチャーム部分が丸カンのすき間が開いてしまって落とした経験があります。
このような失敗から、大切なチャームやペンダントトップを落とさないようにするにはどのような改善点があるか?
バッグチャームのように、チャーム部分が重かったり振動が多いものや、引っ張る力が強いもの(ファスナーに付けるチャームなど)には丸カンを使うよりも二重カンや二重丸カンを使用することでチャームの紛失は防げます。
キーチェーンなどに使用される、カンの割れ目を広げて隙間を作りパーツやチャームなどを通して使う写真のようなカンを二重丸カンといいます。こちらもパーツ紛失を防げます。
二重カンにも様々な色、大きさがあるので、作品にあったものを選ぶようにしてください。
ネックレスや華奢なアクセサリーに、丸カンへロウ付けをしてすき間を埋めることもできますが、万が一ネックレスに物が引っかかるなど負荷がかかってしまった時に、ペンダントトップの破損に繋がってしまいます。また、場合によってはチェーンが切れてしまう原因にもなるので注意が必要です。
アクセサリーの内容によって、ロウ付けするのか、二重カンに付け替えるのか、丸かんのつなぎ目をやっとこで少しつぶすのか、見極めるようにしてください。
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デザイン丸カンの使い方
丸カンはパーツ同士をつなげる役割が大きいですが、デザイン丸カンを使うことで作品の幅を広げることができます。例えば…
こちらは15㎜のデザイン丸カンです。15㎜の大きさがあると、厚みのあるパーツもつなぎ合わせることができますし、丸カンにデザインが施されているので、作品が華やかになります。
レジンで厚みのあるチャームを作ったのですが、このパーツとピアスフックを繋げるのに小さな丸カンとデザイン丸カンを使用しています。
厚みのあるチャームや素材などをつなげるときには、このように大きな丸カンやデザイン丸カンを利用することで作品の幅が大きくなります。
丸カンを使った簡単な作品
Tピンを丸めるテクニックが必要になりますが、丸カンを使ってお洒落なピアスを作ることができます。
ビーズ、丸カン、Tピン、ピアスフックを使います。
とても簡単な基本技術で作れます。
樹脂パールにTピンを通して先を丸めます。これを4つ作っておき、丸カンのつなぎ目(切れ目)を上下に開いたら、樹脂パール2個とピアスフックを中に入れて閉じます。
これを2つ作れば、ピアスの完成。
Tピンや9ピンに慣れている人なら、10分足らずで作ることができます。
樹脂パールの色を変えてみたり、アクセサリーパーツの素材をコットンパールや淡水パールなどに変更するだけで、表情が変わってきます。また、丸カンをデザイン丸カンにするとお洒落さが更に増します。
オリジナル作品でも、無料レシピなどを見ながらでも、たくさんの作品を作って工具の扱いになれると、作品の技術も速度も上がっていきます。
併せて、Cカンの機能や使い方もマスターすることをおすすめします。
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