レジンやミニチュアハンドメイドで使うシリコンモールド。
色々な種類があったら作品の幅が広がるけど、お値段もまぁまぁそれなりにしちゃいますよね。
でも市販のモールドだと、他のハンドメイド作家さんと作品がかぶってしまうこともありませんか。
実は意外と簡単に、自作モールドが作れちゃいますよ。
・モールドの作り方
・必要な道具や材料
・モールドの作成過程を写真と動画で確認できます
モールド作りにはイロプラが活躍
モールドを作るのにモールド作り専用のグッズもありますが、今回使用するのはイロプラ。
100均でもイロプラ売っていますが、小さいので作れるものが限られてしまいます。
大判サイズなら大きなものもモールドにすることができるのと、コスパも良いので準備しても良いかもしれません。
イロプラは熱を加えると柔らかくなります。80℃のお湯に入れて柔らかくなるのですが、お湯を用意するのは面倒なのと80℃はかなりの高温なので万が一こぼした時の火傷も心配。
なので、今回はエンボスヒーターを使用します。
エンボスヒーターについては、こちらの記事を参考にしてください。
レジン作品を作る方は、エンボスヒーター1本持っているとかなり役立ちます。
モールドの作り方
モールドを作る時に必要なものはこちら
・モールドにしたいもの
・エンボスヒーター または 80度のお湯
・耐熱シート
挑戦したのは▼こちらのたい焼きを金型にしてモールド作りしました。
実は、たい焼きのシリコンモールドは売っているのです!しかし、ちと高い。
このシリコンモールドを使えば3種類の大きさのたい焼きも作れるのです・・・あら、そうやって考えたらこのお値段もあり?と、心揺れてみたり。
気を取り直して、挑戦再開!
たい焼きの皮は右側と左側の2種類が必要になります。片面の厚さが、イロプラの元の厚さとそれほど変わらないので、イロプラをたい焼きの大きさにカットします。
もし、作りたいものが厚みがある時は、イロプラを柔らかくして厚みを作ります。
そこそこ厚みがあるので、多目的ハサミを使用。
カットするときはケガをしないように注意してください。
こんな感じで、イロプラ2枚をたい焼きの大きさにカット。
エンボスヒーター強の250℃の温風(熱風?)で約10秒程イロプラを熱すると、半透明だったのが透明に変化します。
そこに、モールドにしたいたい焼きを押しつけます。
たい焼きの背中側がこんな感じ。
お腹側がこんな感じ。
イロプラが硬くなってきたらエンボスヒーターを使いながら、形を調整してください。
左側のように透明の間は柔らかいので、形の調整できます。
たい焼きの押しつけが終わったら、イロプラの温度が下がるまで放置するのもありですが、お水につけて温度を下げると時短になります。
イロプラが硬くなってパコっとたい焼きを外したものがこちら▲
見た感じ、ちゃんとモールドになってて良いんじゃないの?
同じように、反対面のたい焼きもモールドにします。
作り方の動画がこちら。エンボスヒーターの音を消してません。
あと、縦に動画撮影してしまったのを横に編集したので、画像がちょっと粗いです(でも見れますが)
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レジンで作るたい焼き
モールドが出来上がったので、実際にレジンでたい焼きを作ってみます。
ここから必要な道具や材料が変わります。
・UVライト
・着色剤(パジコの宝石の雫を使用)
・紙と鉛筆
・クリアファイル
・調色スティック または 爪楊枝
使用したのは▲この3色。
こんな感じの比率で入れました。レジンの量などで微妙に色が違ってくるかと思うので、ご自身の好きな色で作ってみてください。
たい焼き大好きなのですごく食べてるのに、実際に皮の色を作るとなるとよく分からないという。。。
ま、こんな感じかな。ちなみに、写真の調色カップに入っているレジン量だとたい焼きモールドに流し込むにはレジンが足りませんでした💦
表面がしっかりと着色できてればよいかと、着色した分のレジン流し込み。
色濃いめでレジンを着色しているので、通常よりも3倍ほど長くUVライトを照射。
こっちの面にもしっかりとUVライトを照射。
紙にたい焼きの大きさを描いて、クリアシートを乗せたらその上に茶色と白少々を混ぜたあんこのレジン液を作ります。
形に合わせてレジンであんこを作り硬化。
クリアシートから剥がしたら、マスキングテープに固定して、反対側にもレジン液をこんもりのせて硬化。
こんな感じであんこができあがり。
もうちょっと厚みがあるとよりリアルになるかも。
作り終わってから気づいたのですが、極小ビーズとか混ぜたら面白いかも。
レジンを茶色に着色しましたが、ピンクに着色したら、イチゴクリームになりますねww
たい焼きの皮の部分は、レジン液が少なくて薄かったので、ここでクリアレジンを入れて厚みを増してます。レジン入れたらライトで硬化。
たい焼きの皮2枚とあんこができたので、これを接着していきます。
あんこを皮で挟んで接着するのに、レジン液を使用しましたが、UVライトが届かないところは硬化しないので、接着剤使う方のが確実かもしれません。
上からみるとこんな感じ。
たい焼きの皮の部分は、バリがあった方のがよりリアルなたい焼きに近づきます。
また、コゲ部分なんかも濃いめの茶色でつけてみると良いかも。
というわけで、たい焼き完成!
ニャンコも食べたくなるたい焼き!この感じ。
豊島屋さんの鳩三郎でもモールド作って作品作りましたよん。
自作のレジン鳩三郎も記事にまとめてますので、ご興味あればご覧になってください。
イロプラで作るモールドのまとめ
たい焼きを使って自作モールドを作ってみました。
オリジナルのモールドを作りたい時は、金型部分から作成が必要になります。粘土などでオリジナルパーツを作るのも楽しいですよ。変わった形の貝殻なんかも金型になります。
思いのほか簡単にできてコスパも良いです!
ポイントは、作ったモールドの底辺がしっかり平らになるように調整してください。
ご自身で楽しむ範囲にしてくださいね。
レジンでたくさん作品を作ってみたい!作品を販売したい!と思われている方で、まだエンボスヒーターをお持ちでない方は、購入を検討してみてください。気泡取りやレジン液をサラサラにしてくれるので、かなり頼りになりますよ。
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