ハンドメイドパーツで、縁の下の力持ち的役割を担うのが「透かしパーツ」かなと、個人的に思ってます。
透かしパーツを使うことで、レジン作品やビーズ作品の幅も広がりますよ。
・透かしパーツの役割
・透かしパーツを使ったハンドメイドアクセサリーの作り方
透かしパーツって何?
透かし細工が施されたメタルパーツになります。
ハンドメイドをしたことがない人でも、見たら「あ~知ってる」となるであろうお馴染みのパーツです。
材質も、金、銀、銅、真鍮、アルミなど豊富です。また金属アレルギーの人にも優しいニッケルフリーの素材もあります。
透かしパーツの細工をそのままアクセサリーパーツとして活用したり、細工部分にテグスを通してビジューを固定したり、パーツ部分に接着剤やUVレジンを使ってアクリルパーツやビジューなどを固定したりします。
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透かしパーツの種類
今回使用する透かしパーツは、円形のものです。
貴和製作所、パーツクラブ、ユザワヤなどで1袋100円前後で購入できます。
透かしパーツの大きさにもよりますが、1袋に2枚から4枚ほど入っています。
平らなように見えますが少し湾曲しているものもあり、使用する作品によって使い分けをします。
使い勝手が良さそうなので、ストックとして持つならと選んだものですが、その他にも多くの種類があり、蝶、葉、花などの形もあります。
引用 貴和製作所
葉や蝶の透かしパーツは、UVレジンで色付けすると面白いアクセサリーパーツになりそうです。
透かしパーツは柔らかいメタルでできているので、手で曲げたりすることもできます。
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透かしパーツにテグスとビジューでアレンジ
テグスを使って透かしパーツにビジューを固定することができます。
透かし模様部分にテグスを通していきます。ビジューの台座にも固定する穴があるので、それらの穴を利用します。
2号のテグスで透かしパーツに台座付きビジューを固定します。
簡単な留め方の説明なので、今回使用したテグスは約15㎝
ビジューの台座部分にある穴にテグスを通します。
穴は左右に各2個。テグスはたすきにかけます。
透かしパーツでビジューを置きたい場所の飾り穴にテグスを通します。
台座にテグスを通す穴が各2つ計4つあいているので、全てにテグスを通してしっかり固定してください。反対側もたすきがけにしてしっかり固定してください。
テグスをぎゅっと引っ張り、固結びをしてビジューを固定するのですが、遊びがあるとビジューがぐらぐらしてしまうので気をつけてください。
最後にテグスを固結びしますが、その部分に接着剤を少しつけると、取れにくくなります。
こんな感じです。
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接着剤を使用して透かしパーツに固定する
テグスで固定するよりもより簡単な方法です。UVレジンで透かしパーツにビジューやアクセサリーパーツを固定する方法もありますが、金属だとUVを通しにくいため接着剤に比べると強度が落ちてしまうようです(パーツクラブ店員さんより)。
UVレジンで接着する際には、こちらの記事を参考にしてください。
ビジューやスワロフスキーはそれほど重さがないので問題ないのですが、少し大ぶりの天然石の時には、台座をつけてテグスで固定するか、多目的ボンドや材質に合った接着剤を使うようにしてください。
こちら↑の接着剤を使用してます。
ドライフラワーのアクセサリーにも活躍
ドライフラワーやプリザーブドフラワーをアクセサリーにするときに、レジンを使います。ネックレスの土台にする時に、透かしパーツや花座を使うことがあります。
作り方はこちらを参考にしてください。
写真のドライフラワーのあじさいはレジンで既に固めたものです。この花たちを1つにするために活躍するのが透かしパーツ。
1つにまとめてネックレスのパーツやポニーフックなど使うことが出来ます。台座にしているのは透かしパーツです。固定にグルーガンを使用していますが、最終的に固める時はレジンを使用しています。
裏はこのようになっています。透かしパーツなので、Aカンやバチカンを利用してネックレスにすることができます。Aカンやバチカンの使い方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
透かしパーツを使った簡単アクセサリー
華やかなシーンにも映える、しかもズボラ感を隠せるポニーフックの作り方を紹介します。
特別な技術はいりません!手芸用接着剤を使って透かしパーツと材料を接着するだけの簡単ポニーフックですよ。
製作時間は約15分以内(乾燥時間含まず)
透かしパーツ使用アクセサリーの材料と作り方
準備するのはこちらになります。
3/4アクリルパール 12㎜ 1個
スワロフスキー(裏がフラット) SS30 8個
多目的ボンド
瞬間接着剤
今回使用するアクリルパールは、3/4のもので真ん丸でも半円でもないものです。
雪見大福を想像してください。あんな感じです。
アクリルパールにボンドを適量つけて透かしパーツの上に置いていきます。
アクリル板を下に敷いておくと机の上が汚れないだけでなく、透かしパーツを直接動かさなくてもアクリル板を回転させて作業効率を上げることができます。
お弁当などに入れる紙皿に多目的ボンドを適量いれてピンセットでスワロフスキーをつまんで適量のボンドをつけると、つけすぎを防げます。
スワロフスキーをつけていきましょう。
全てつけ終わるとこんな感じです。ここまでの作業時間が約10分。
多目的ボンドの完全硬化は24時間なので、ちょっとお休み。
硬化したあとの裏面はこんな感じです。十分固まっていると思いますが、確実に取れないように補強していきます。といっても、少量の瞬間接着剤やUVレンジで裏を固めるだけなんですね。
ここまでできたら、あとはどんなアクセサリーにするかはアレンジ次第です!
前回、ガシャポンでポニーフックを作りましたが、今回はお洒落キラキラなポニーフックに仕上げます。
ガシャポンで作ったポニーフックについてはこちらを参考にしてください。
瞬間接着剤でポニーフックにつけます。
こちらができあがり。
同じアクセサリーパーツをもう1つ作り、ピアスやイヤリングの金具をつけても耳元が華やかになります。
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透かしパーツでデザインは無限大
デザインは自分好みでいいんです。透かしパーツの上に、天然石やアクリルパーツ、スワロフスキーなどを乗せてみてどんな形にしようか楽しんでください。
写真左は、ビジューやスワロフスキーを好みで置いてみました。接着する前なら、いくらでも場所の移動やパーツの交換は可能です。
これをやっている時が楽しいですね💛
透かしのデザインを隠さずに利用しても素敵ですよ。
プラ板で作ったネコちゃんを透かしパーツでがっちゃんこ。ピンパーツは、瞬着で取りてつければ
こんな感じのアクセサリーも作れちゃいます。プラ板アクセサリーに関する記事は、こちらを参考にしてください。
類似パーツのシャワー台
透かしパーツと似ているのがシャワー台。こちらのパーツも上手に利用してみてください。
大きさの種類も多いです。
シャワー台に留める金具パーツもピアス、リングやブローチタイプなどもあります。
チェコビーズを使うと、こんな感じの指輪も作れますよ。作り方は、こちらの記事に書いてますので興味があればお立ち寄りください。
透かしパーツのまとめ
透かしパーツは、とても万能パーツなんです。形や大きさによっては、何も手を加えなくてもネックレスやピアスのパーツとしても成立しますし、今回のようにビジューなどを接着して、別の金具につけることも可能です。
アレンジもしやすいので、是非挑戦してみてください。
おまけ
たまたま立ち寄ったお店で運命的な?出会いがありました。
セロファンの袋に入っていたハンドメイドのビーズの指輪。今一つ目立ってなくて通り過ぎてしまう所でしたが、なんとなく「ねえねえ」って声かけられた感じがww
で、今一度戻ってお店の方に頼んで袋から出してもらいました。
すっごい素敵な指輪発見!
お花が9個並んでるように見えますが、ソロバンのスワロフスキーとシードビーズで出来てます。もうキュンキュンする可愛さ。
これ、結構時間かかる作品なんですね~。あ、裏の写真撮り忘れました。大切に使わせて頂きます。
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コメント
透かしパーツ使いやすそうですね!夏のジュエリーにいいですねー^_^
種類や形が豊富なので、様々なシーンに使えそうです。エスニック調のアクセサリーにもぴったりです。