立体モチーフを作る時、ものすご~くレジン液を使います。
UVレジンやLEDレジンは、ライトでレジンが硬化するお手軽さと作業効率アップになるので、使用している人も多いかと思います。はい、もちろん私もLEDーUVレジンのヘビーユーザーであります。
しかし、質の高いレジン液はお値段も高い。どうしても私が出会ったレジン液は、安かろう悪かろう…でして。。。
そこで、今回はエポキシレジンで作品を作ってみました。
・エポキシレジンの作り方
・エポキシレジンで注意する点
・作品の出来具合や気泡の様子
・レジン液のお値段比較
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エポキシレジンて?
エポキシレジンは、主剤と硬化剤の2液を混ぜて型(モールド)に流し入れ、作品を作っていきます。
UVレジンやLEDレジンと大きく違うのは、硬化時間。
UVレジン・LEDレジンはライトを照射して硬化させますが、大体1分から5分で硬化します。しかし、エポキシレジンは24時間から48時間程かかります。。。な、ながい!
エポキシレジンは、作品が小さかったり形状が細かったり、薄かったりすると硬化時間が更に伸びるようです。
でも、デメリットばかりではなく使うメリットもお伝えしますね。
厚みのある作品や大きな作品造りに適している
コスパが良い
透明感をいかせるのは、硬化に時間がかかるので気泡抜けが良いんだそうですよ。
エポキシレジンの作り方
今回私が購入したのは、クリスタルレジン300gセット・日新レジン
粘度がそれなりにあるので、細かい気泡が抜けずらいという商品リビューを承知の上購入。初心者にも扱いやすいレジン液です。
中に入っていたものがこちら▼
レジンを混ぜるポリカップ、主剤200g、硬化剤100g、かきまぜ棒1本、取扱説明書
自分で揃えなければいけないのが
・シリコンモールド(レジン型)
我が家にあったデジタル計量器は、ニトリで購入した1g単位のものしかなかったのですが、0.5g単位の方のがレジンの硬化不良を防げてよいそうです。
1. 主剤と硬化剤を2:1の割合で計量して混ぜます
60gのレジン液を作りたかったので、主剤40gをカップに入れました
2. スケールの計量をリセット
主剤が入っていたカップに硬化剤20gを入れます
混ぜる前だと主剤と硬化剤は分離してますね
3. しっかりとむらなく混合・撹拌します
ここでしっかりと混ぜないと、レジンの硬化不良の原因につながります。
くるくると混ぜている時に若干熱が発生する場合もあるので、注意が必要です
気泡を取るならエンボスヒーターでレジン液を温めると取れます、って記事をネットで見たので、かき混ぜとエンボスヒーターを同時に行ったら、カップが変形しました💦
くれぐれも注意が必要です
しっかりと混ぜた状態。気泡の量がすごい!でも、透明感もしっかり出てます。
4. 調色カップに混ぜたレジン液を入れて、エンボスヒーターを使ってレジン液を温めたら、簡単に気泡がぬけました
レジン液を撹拌したカップからモールドやレジン枠に流し込むよりも、注ぎ口がある調色カップを利用した方のがこぼれないのも良いかも。
立体モチーフのモールドに流し込み、部分部分にラメをパラパラ。
大きめの空き箱に移してます。右下にある計器は、水平計測器。
エポキシレジンは硬化に時間がかかるので、保管している所が水平であることが大切!もし少しでも傾いていると、傾いた状態で硬化してしまうからです。
出窓でゆっくりと寝かせることに。
中を確認したら、フタをします。フタは、ホコリやゴミが作品につかないようにするため。
12時間ほど経過した時点で、確認すると半生状態。レジンは温度が高いと硬化時間が短いようです。早く硬化させたいときは、床暖房などの上に置くと時間短縮になるようですが、時間はあるので特別なことはせず、じっと待つ桃つ!
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24時間経過したレジンは?
丸1日経ったので、モールドから取り出すことにしました。
モールドをぷにぷにして、中に空気を入れて取り出しやすくしたところ、さくっとできました。
取り出しの写真なくてすみません…
そして、出来上がった作品はこちら!
クジラ1体とワンコ3匹。
気になっていた気泡ですが、こんな感じで小さなものが出ておりました。
くじらモチーフなので、気泡をデザインとしても可愛いです。気になるほどでもないかなぁ。
そして、最初に書きましたが細い所の硬化なんですが。。。
クジラのシッポ。ここが24時間経ってましたが、若干柔らかいんですよ。
こんな感じの細い部分がある作品は、2日間程時間を置いた方がよいかもしれません。
48時間経った時には、しっかりと固まってました。
私が使ったクジラのモールドは、こちら▼
【シリコン型・モールド】ぷっくり立体クジラS[ねんど型 粘土 モールド クジラ 海 マリン 動物 くじら ホエール]
クジラ作りたい方、おすすめです。たっぷりレジン液使うのと、シッポを取り出すときに結構大変です。
シッポちぎれるのでは💦と思いながら、抜きました。
オイルをシッポ部分に少しずつ入れながら取り出すと良いです!という口コミあったので、作ってみたいという方は参考にしてください。
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平面モールドで硬化したエポキシレジン
ハンドメイドでレジンアクセサリーを作る時、立体よりも平面モールドやレジン枠を使用すること多いかもしれません。
そこで、ワンコモールドを使ってエポキシレジンを硬化。
使ったモールドはこちら▲
大きさは3㎝×3.5㎝×0.5㎝
こちらは24時間で硬化しました。
左の背景を黒めにしたワンコは、清原のLEDレジンを着色してモールドに流し込みLEDライトで硬化した後で、エポキシレジンを流し込みシェルパーツとホログラムを置いてます。
拡大すると、細かい気泡は出ちゃってますが、それもデザインになるかも。夏、海のイメージでシェルパーツ入れたので、イイですよ~
エポキシレジンのコスパは?
今回使用したクリスタルレジン、300gで3000円以下というのは個人的にはコスパ良しと判断。
私が愛用しているパジコの「星の雫」は200gのボトルは定価で8250円(税込み)ですが、大体のお店で割引で購入できます。今回は平均的なお値段として約5,500円(時期によって値段変動)で換算すると、1gあたり27.5円。
清原のLED-UVレジンは55gのボトルは参考上代で2900円ですが、約2000円(時期によって値段変動)で換算すると、1gあたり36.36円。
クリスタルレジンは、1g10円なので断トツお安いです。
ちなみに、クリスタルレジンの改良版であるクリスタルレジンNEOは、気泡抜けも良いらしく透明感もアップしているそうです。お値段も若干クリスタルレジンよりも(500円から1000円程)高いようですが、次回挑戦してみます。
エポキシレジンのまとめ
立体モチーフを作りたいけど、レジン液を惜しみなくふんだんに使いたいという希望からエポキシレジンに挑戦しました。
実際に作ってみたら、時間はかかりますが思いのほか簡単です。
粘土があるので、多めにキッチンペーパーを用意してレジン液のふき取りに使うようにしてください。
あと、残ったレジンは絶対に流しに流さないでください!時間と共に固まるので、詰まります。
作業中に洋服や皮膚にレジン液が付かないように、しっかりと準備してくださいね。
実は、エポキシレジンの講習に参加予定なので、この時の様子も記事にして作品アップしますね。
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