レジンアクセサリーを作る際、手軽に購入できる100均のレジン材料を利用することを考える方も多いですね。最近では、100均でも様々な種類のレジン液が増えてきています。
私自身も定期的に100均へ足を運んでハンドメイドの材料をチェックしていますが、使ってみたいと思うレジンアイテムが数多くあります。初心者の方は、ハンドメイドショップでの高価なレジン液を購入する前に、まずは100均のレジン液で練習してみようかなと考える方もいらっしゃいますよね。
そこで、今回は100均のレジン液が作品作りにおすすめできるかどうか、そしてコスパも含めて検証してみました。
この記事で分かること
・100均のUVレジン液の種類
・100均UVレジン液の粘度や色合い
・おススメのUVレジン液は?
・ちょい足しおすすめはこれ!
まず、実際に使用してみた感想を先に申し上げますと、100均の速乾レジン液は使用する価値があると思います。
しかし、メリットばかりではなくデメリットも感じられました。
それらについても解説していきます。
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100均のUVレジン液の種類は?
今回使用したのは、100均の中でもダイソーのレジン液とセリアの速乾レジン液。
速乾UVレジンがセリアで購入した物で、チューブタイプのレジン液がダイソーで購入した物。
最近は、チューブタイプのものよりも速乾UVレジンを販売しているお店が増えてきました。
▼こちらはダイソー速乾UVレジン液
色味や粘度などを検証しております。
最近では3Dレジン液、マットコーティング剤なども100均のセリアで発売されたりと、種類も豊富になってきました。
チューブタイプのクリアと速乾レジンのクリアが5gですが、それ以外は全て4gで100円+税金(100均だけど最近は100円じゃないものもちらほらあるので注意してください。。。)
大きさはこんな感じ。チューブの方のが多く入っていそうですが、どちらも4gなんです。
ちなみに、セリアでは立体デコレジン液も発売されました。
立体デコレジンは4gになります。
レジン液の種類も多くなってきました。
Can★Doとか他の100均でもUVレジン液はあると思いますが、今回はダイソーとセリアのUVレジン液を検証してみました。
レジン液を硬化させるために使用したUV/LEDライトは、Amazonで購入した6Wのライトを使用しています。
100均レジン液の使い方
セリアの速乾UVレジンですと、UVライトで約3~5分、UV-LEDライトで約2~3分、太陽光で約3~15分を照射して硬化させます。
ダイソーのチューブレジン液には、硬化時間の目安5分~30分とあります。
あまりにもざっくりなんですけど。。。
UVレジンもLEDレジンも硬化することができるハイブリッドなUV-LEDライトが、お安く購入できるのでそちらを使う方のが時短になりますし、きれいな仕上がりになると思います。
980円で購入したUV-LEDライト(現在は更に安くなっています)について検証してますので、こちらの記事も良かったらお立ち寄りくださいね。
最近では100均でも、100円ではありませんが安価でUV-LEDライトが購入できますのでお近くに100均がある方はチェックしてみて下さい。
100均レジン液の粘度はねっとり?
レジン液には、サラサラしたタイプと粘度が高いものがあります。
どちらにもメリットデメリットがあります。ある程度粘度がある方のが、ラメやホログラムを封入するのが楽なので私は好きですが、サラサラタイプを好む方もいます。
ちなみに、私が愛用しているレジン液「星の雫」と「月の雫」はサラサラタイプなんです。
👆写真左がチューブレジンで、右がセリアの速乾レジン。
チューブレジンはサラサラタイプで、速乾レジンは粘度が高めです。
速乾レジンの粘度を上手に表現するのが難しいのですが、かな~り柔らかいグミに近い感じでしょうか。
扱いやすさは、速乾レジン(個人的意見もありますが)だと思います。
というのも、チューブレジンはクリアレジンと着色剤がうまく混ざってないんです。速乾レジンは、しっかりと色が混ざっているので、無駄な作業がなくレジンアクセサリーを作り始められるわけですね。気泡も入りにくいし、潰れやすい。
しかし、粘度が高いので、調色スティックや爪楊枝で形を整えた後、スティック先についたレジンが納豆のように糸をひく(;’∀’)。納豆程ねば~って感じじゃないんですけど、糸ひいたところはライトで硬化するまえにティッシュなどで拭き取りが必要です。
レジン液をエンボスヒーター(ドライヤーみたいなものですが)で温めたりすると、レジン液は少しサラサラになって作品が作りやすくなりますよ。
爪楊枝で、混ざっていないレジン液を混ぜます。写真のブルーは混ぜて色を均一にしたもの。
混ぜる作業は、慎重にやってもレジン液の中に気泡が入ってしまうので、作品に気泡を入れたくない人は気泡を取る作業も含まれてしまうんですね。
とはいえ、チューブレジンは出した時に微妙なマーブル模様になるので、この模様をそのまま作品に取り入れたい方にはちょうど良いのかも。
【速乾レジンの比較】
画像左はセリアの速乾UVレジン液の口、右はダイソーのUV速乾レジン液。
使いやすさは、どちらかというとダイソーのチューブタイプの方に軍配があがるかも。
2つの速乾タイプUVレジン液の粘度をチェックするために、マスキングテープの上に同量のレジン液を同じ高さに置き、2分程垂直に立ててみました。
どちらもほぼ同じ感じにたれてます。
実際に使ってみた感触は、ダイソーの方のがわずかにサラサラしてるかなぁと思いました。
ダイソーの速乾レジンについては、こちらの記事でまとめています。
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100均レジン液のクリア
一番使用頻度が高いと思われるのが透明無職のクリアレジン液。
セリアで購入したものは5gで、色付きよりも1g量が多く入ってます。
ただ、こちらは速乾レジンではなくUVレジン液なので、LED専用ライトではなくUV/LEDのハイブリットライトの使用をおすすめします。
粘土はちょい高め。
透明度もしっかりしています。小さなアイテムを作ったり、ちょっとお試しで作るには問題なし。
ガンプラ(に限定しなくてもよいのですが)などの立体感を出したいところにもおすすめ。
手持ちのUV/LEDライトでは、120秒硬化後にモールドをひっくり返して60秒ライトをあてたら完全硬化しました。
太陽光でも硬化しますが、未硬化部分が出てしまう可能性もあるのでライトの使用をおすすめ。
セリアでは速乾UVレジンだけでなく、LED/UV用レジン液のクリアも発売されました。
5gとUVレジン液と同じ容量ですが、光沢感があり美しい仕上がりで、しかも臭いが少ないとのこと。
硬化してクリア度をチェックしてみました。
2つを並べてみると
画像では、大きな違いは分からないですね。
個人的な意見になるかもですが、LED・UVレジン液の方のが透明度が高い気がしました。
LEDレジン液は、時間が経っても黄変しにくいのが特徴でもあるので、どちらを購入して良いか迷ったらLED・UVレジン液の方がおすすめかもしれません。
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100均レジンの色味をチェック
半円のモールドを使って、硬化後のレジンの色味をチェックしました。
チューブレジンは、先ほども書きましたが、チューブから出した時にマーブルになっているので、混ぜる手間が必要でして気泡が入りやすかったです。
でも、色自体は綺麗だと思います。レジンアクセサリーに使っても十分いけます!
1つ1つ丁寧に見ていきましょう。
チューブのUVレジン液クリアハード
クリアタイプのレジン液。
中にラメやホログラム、写真などの封入物を入れてもきれいにレジンでコーティングできることがわかりました。
チューブのUVレジン液ミルキーピンク
ミルキーピンクなのでクリアーではなく、透過しないタイプのピンクです。
本来なら、透過せずにピンク色になるはずなのでしょうが…なってないですね( ^ω^)
チューブから出した時に、色付きのレジンの量が少なかったのかもしれないです。
チューブのUVレジン液ミルキーグリーン
ミルキーピンク同様、透過しないタイプです。
こちらは、しっかりと透過せずにきれいなグリーンになってます。
チューブレジンは、どんな風にレジン液が入っているのか分からないので、色の部分が少ないと思った時は、もう少し量を出して様子を見た方が良さそうです。
チューブのUVレジン液コバルトブルー
透過するタイプのコバルトブルー。コバルトブルーという名前が聞き慣れてませんが、ちょっと濃いめの青のことですね。
透過してますが、もう少し透明度を上げたい時は色がうすいクリアブルーを使ってもよいかもしれません。
チューブのUVレジン液クリアブルー
コバルトブルーよりも色がうすくて透明度も高いので、中に封入物を入れても映えそうです。
しっかり混ぜたつもりですが、ちょっと色に片寄がありますね。
色がうすいチューブレジンを使用する時には、しっかり混ぜたと思っても念を入れてくださいww
こういうデザイン!と割り切って作風にしちゃうのも手ですね。
速乾UVレジン液のホワイト
ホワイトなので、クリア(透明タイプ)と間違えて購入されませんように。
容器からレジン液を出した時にしっかりと混ざっているし、UV-LEDライトで硬化したものは透過せずに色も均一。なかなかやれるレジン液!
クリアーのレジン液と混ぜて使えば、色々な作品もできそうですよん。
速乾UVレジン液のクリアマリンブルー
透過する青です。こちらもしっかりと色が混ざり、色が均一。
基本の色がかなり濃い目なので、クリアーのレジン液を使用して色を調節すれば様々なレジンアクセサリーに使えると思いますよ。
速乾UVレジン液のクリアグリーン
透過するグリーン。マリンブルーのレジン液と比較すると、それほど色は濃くはないですね。
ホワイトと混ぜると、ミルキーグリーンとして使用することも可能です。色味の調節はお好みで。
速乾UVレジン液のクリアレッド
透過する赤ですが、こちらも色が濃い目です。クリアのレジン液を使って色味を調節すると良さそう。
しっかり色がつくので、単色でアクセサリー作りにしても映えそうですし、封入物を入れる時はクリアを混ぜて色を抑えてみてください。
100均レジンと月の雫を比較
100均のレジン液とパジコから2021年に発売された「月の雫」を比較してみました。
上から見た透明度とか見た目は大きく変わりませんが、横から見ると100均のレジン液はよれが見られます。
100均レジンだとシワが出てしまいますが、パジコの月の雫はきれいに仕上がっています。
100均のレジン液は1g22円ですが、月の雫は200gボトルだと30.8円(20%オフになっているもので計算)なので、値段的には100均のレジン液の方が安いです。
それでも、より綺麗な作品を作りたい方やレジン作品の販売を考えている方は、レジン液はしっかりと選ばれると良いと思います。
ちなみに私が月の雫を購入しているのは、レジン用品のラインナップが豊富な隠れ工房Green Oceanさんです。
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ビューティレジンのレジン液はコスパ良し!
たくさん作品を作って練習をしたい方には、ビューティレジン液もおすすめのレジン液です!
試作品作りにもぜひ。
ビューティレジンはクライアント様から協力提供して頂きました。
実はじわりじわりと人気がでてきているレジン液で、品薄な時もあるそうです。
ButiResin UVレジン液 高い透明 急速硬化レジン液大容量200g UV-LED対応 黄変なし ハードタイプ レジンアート UVレジンクリア DIY 手芸用品 アクセサリ ハンドメイドです。
いくつかの作品を作ってみたのですが、初心者の方にも扱いやすいサラサラなレジン液です。
厚みのある作品やコーティング剤としても使ってみましたが、硬化時間・クリア度・着色剤との混ざり具合、そして気になるコスト面(レジン液のお値段)でも良いパフォーマンスでした。
レジン液をたっぷり使う立体モールドの作品の透明度もかなりグッドです!
ビューティレジン液は量もたっぷり入っているので、初心者の方の練習用、レジン液をたくさん使うクジラモールドやドロップの作品、新しいレジンデザイン用の試作用として幅広く使えると思います。
画像のレジン作品は、ビューティレジンのレジン液を使って作っています。
レジン液は通常価格200g(100g×2本)で2,680円(税込み)
只今セール期間中のため、2680円 ⇒1,900円(税込み)。
購入特典として【クーポンコード】 A72PQ 入力で、購入価格から更に10%オフになります!!
公式ページで価格を確認してください。
Amazonでもビューティレジン液を購入することができます。
ビューティレジンのレジン液を使った感想や使い心地、作品を記事にまとめていますので、よかったらご覧になってください。
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100均レジン液の硬化具合は?
レジン作品を作っていて一番気になるのが硬化具合。
もう大丈夫!と思ってモールドから取り出したら硬化不良があったりすると、泣きたくなりますよね(;´д`)
チューブのUVレジン液、速乾UVレジン液、共にUV-LEDライトをモールドの裏3分、モールドを返して表1分、合計4分照射してます。
速乾UVレジン液は、問題なく硬化。硬化不良はありませんでした。
が、しかし、チューブのUVレジン液は4分照射しても硬化不良あり。説明書きに硬化時間は5分から30分とありましたが、細かい説明がなかったので「太陽光」での硬化時間だと思ってました。
しかしUV-LEDライトで4分照射しても硬化不良があるというのは、扱いやすさでいったら微妙かなぁと🤔
こちらはネコ型モールド(ダイソー)に速乾レジン液をいれて硬化したもの。グラデーション具合を見たかったので作ってみました。
表面の硬化が今一つキレイではないですが、トップコートを使用すればきれいに仕上がると思います。
元々のレジン液の色が濃い目なので、グラデーションにするときにはクリアのレジン液で色を薄めてから作るともう少しすっきりした作品になると思いますよ。
100均で購入できる、ちょい足しおススメアイテムを紹介!100円だけどレジンで効果抜群のおすすめアイテムは次のページで紹介してます。
一塗りでマットコーティングできちゃうとか、1つあると作品作りが楽しくなるアイテムですよ。
併せて、ダイソーの速乾UVレジンの色味も紹介してます。
マットコーティングなら100均ジェルネイル!
100均のレジン液だけでなく、ジェルネイルグッズの中にもイチオシアイテムがあります!
それが、こちら
ジェルネイルのマットコート。
Seriaで購入しました。お値段税込み110円(ですよね、100均ですから)
このマットコートがいい仕事をしてくれるんですよ!
例えば、なんの飾りもないクリアのレジンですが、こちらにマットコートを塗ります。
マニキュアみたいな感じで塗りやすく、塗ってもLED-UVライトを当てなければクリア感はあり。
でもライトを当てると…
見てみて、こんな感じになります。氷砂糖みたい。
このアイテムもゲットしておくと、デザインの幅が広がりますよん!
こんなマットドロップの作品なんかも作れちゃいます。作り方をまとめてますので、良かったらこちらもお立ち寄りくださいまし。
ちょい足しおすすめアイテムのシュガーパウダー
100均で売っているところもあるかもですが、私はネットで購入したシュガーパウダー。
100均に負けないくらいのお値段です。このアイテムを使うと砂糖菓子のようなレジンアクセサリーを作ることができます。
使い方は簡単!
モールドを使って型取りしたレジンパーツに、筆でレジンを塗りシュガーパウダーをまぶしてライトで硬化するだけ。すると▼画像のようなパーツができます。赤矢印ついているのは、ツートンカラーです。
こ~んなヘアアクセも作れちゃいますのよ。ホホホ
12個セットのアソートだと割安ですし、ネイルにも使えちゃいます。
シュガーパウダーの使い方やヘアアクセサリーの作り方は、こちらの記事にまとめてます。
レジンクリーナーとマルチスティック
意外と良い働きをしてくれるレジンクリーナー
画像のレジンクリーナーは、100均で購入した物。
レジンがついた筆や調色皿のお掃除や、型取りの時にもモールドに負荷をかけずに硬化したレジンを取り出せます。万が一、洋服にレジン液がついてしまった!なんて時にも、レジンクリーナーをティッシュや除菌シートに染み込ませて拭き取れば被害を最小限に防げます(確実に取れないこともありますが)。
そして、桃つが推奨している調色スティック。
これは、まさにパ〇コのスティックと似ている。機能性も同じように感じてしまう、ダイソーのマルチスティック。
これを100均で見つけたら即買い決定かも!
爪楊枝などでも混ぜる、すくう、整えることは可能。でもこのスティック使うだけで、作品作りの効率やクオリティーがあがると思います。
クラフトジェルマットを活用しよう
レジンを使って作品を作る時に、色々な角度からレジンを塗ったり塗り残しがないかチェックすること、ありますよね。
私は、ネイルスタンドとクラフトジェルマットを活用してます。
こちら▲のジェルマットはセリアで購入しましたが、他の100均でも類似品が購入できると思います。
11㎝×6㎝なので、UVライトの下に入れやすい大きさです。
おすすめポイントは、マットの表面が低粘着なので、型取りした作品をコーティングの時に作業しやすいんです!
こんな感じ。
マスキングテープを使って固定してから作業している方、100均行ったらチェックしてみて下さい。
作業効率が上がりますよ~。
100均レジン液のまとめ
断然桃つおススメなのは、速乾UVレジン液。チューブのUVレジン液は、効果に時間がかかるのと、チューブから出した時のマーブルが気になります。
ただ、使ってみて感じたのは4gという量は少ないので、あっという間になくなります。
しかも、最後の方はレジン液が出しにくい…
また、硬化後時間が経つとどのくらい黄変するのかも気になるところではあります。
初心者の方で、お金をかけずにレジンを体験したいという方は100均レジン液を使うのが良いと思いますが、今後もレジンアクセサリーを作りたいという方は、ボトルタイプのクリアレジン液を購入してみてはいかがでしょうか。
100均で揃えるレジン道具や材料術については、こちらの記事にまとめています。
またレジン液の着色方法については、こちらの記事にまとめてますので参考にしてみてくださいね。
ダイソのUV速乾レジン液について詳しくまとめた記事は、こちらになります。
レジン液を硬化した色味です。
新しく「カシオペアの煌き」というレジン液を発見!
こちらも検証していきたいと思います。
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